こんな投資顧問サイトは危険

2023年6月23日

【1】無許可営業

投資顧問業は本来、金融商品取引法に基づき財務局へ登録された金融商品取引業者のことを指します。金融庁へきちんと申請を出し、受理されている投資顧問会社は金商(金融商品取引業者の投資助言・代理業)を広告ページに表示していなければならないのです。この義務付けされた金商番号表示がない場合、投資助言業は行ってはいけない決まりがあります。
しかしどうでしょう。

無許可営業をしている投資顧問サイトはかなりあります。
金融庁は違法な無登録業者に警告を行っていますが、この無登録業者は名前やオフィスをコロコロと変えてはインターネット広告で大々的に投資家を勧誘しているのが実情です。
こういった無許可営業を行っているところは、電話をかけても責任者に取り次ぐことが出来なかったり、レンタルオフィスやバーチャルオフィス等で運営を行っていることからも、実に怪しい。正々堂々と運営を行えない後ろめたさがあるのでしょうか。
いつサイトが閉鎖してもおかしくないので、月額の契約やポイントの大量購入は大変危険だと思います。また利用していただけなのに、何かしらの巻き添えをくらったら最悪です。利用時には金商番号表示の有無を必ず確認し、なければ利用しないのが賢明だと忠告しておきます。

【2】誇大広告

有価証券等の価格、数値、対価の額の動向を断定的に表現したり、確実に利益を得られるように誤解させて、投資意欲を不当に刺激するような表示をしていないか。
どの商売に限っても誤解をさせて契約させることは禁じられていますね。特に株価に関しての助言というものは「目先の予想でしかありません。」
それなのに「確実」「絶対」「必ず」「90%以上」なんて断定的なワードを使って契約をさせようとしている投資顧問サイトは「悪徳商法」と考えてもらって間違ないと思います。

【3】法人格ではない

個人事業主が片手間で営業している場合もある。決して個人事業主での投資顧問業が悪いというわけではないけれど、やはり組織として情報収集や精査をしているプロの集団と、一個人では力量に差が出るのは明白な気がします。

個人の場合は屋号が個人の名前なので、特定商取引法を見れば見分けが付きます。こういった個人が運営するサイトは、これまでの統計からも
長続きせずサイトを閉鎖してしまうようです。予め留意しておくべきでしょう。

【4】サイトデザインが古い

ちゃんと顧客がいるサイトはサイトデザインもしっかりしている。ホームページを見直し、更新や修正を加えていくのは以外と手間とお金がかかる。その点をしっかりしているかどうかで多少なりともその会社の意欲や財務が健全であることが覗える。自社事業に対しても、お客さんに対しても前進意欲が高いだろう。サイトデザインが古臭い顧問会社は余程お客さんが居ないのか、面倒くさがりなのか。

【5】ブログのランキング上位から誘導

昔からこう言われていることがあります。
「ブログランキングの上位9割がダメブログ」
そのダメブログはほとんどが企業ブログで、様々な手口でランキング上位を獲得している。騙しクリックと呼ばれるものや何らかの不正で順位を上げていることが大半のようです。優秀な投資顧問サイトは沢山のブログを作って誘導しなくとも、自然と口コミなどからお客さんが集まってくるものです。必死にブログを書き、不正に順位を上げる必要性は無いのです。

【6】ブログのコメント投稿がない

ブログにコメントが書けないようにしているものに関しては、「痛いところを突かれたくない」「批判されるのが嫌だ」という傾向があるようです。もちろん、インターネット上の匿名性から叩きや批判が多くなってしまいがち。ですが過去記事を良いように修正されては、まさに誇大広告となりえますし、修正後に見た人は誤認しますから注意が必要です。