トヨタは先行指標になるのか?

引き続きランキングがお届けできないので、番外編となります。

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トヨタは先行指標となるのか?

決算シーズン真っ只中。日本におけるハイテク値がさ株である、半導体関連は強弱交じる展開。ただ、高PERという事もあり、今後は日銀や世界の金利動向次第の動きとなるでしょう。

一方で、現状の実需を図るには日本の代表的産業である自動車産業が良いのではないでしょうか?

当然、その筆頭はトヨタ。

まずはチャートを見て見ましょう。

ご覧の通り、先日の決算発表を受けて株価は下落。75日移動平均線も割り込み、短期的なデッドクロス目前となっています。

自動車生産は部品業者を含めて広範な影響があるので、これは見過ごせないかと思います。

実際、日経平均も75日移動平均線下で推移していますので、全体相場は頭打ちの可能性が高いと言えますね。

ファーストリテイリングの決算とCPI

トヨタを先行指標と見るならば、相場の先行きは一端下落の可能性が高くなります。

が、もちろんそれだけで相場がわかる理由ではありません。

 

本日は小売り最大手のファーストリテイリングの決算発表があります。同社の決算と見通しにも注目が集まります。

また、トヨタを先行指標とする考えは、実需の部分においていますが、株価は金利にも影響を受けます。

年初より年内6回の利下げを織り込んで上昇してきた米株式市場。現在は9月12月の2回の利下げが織り込まれていますが、

明日発表の米CPIの結果次第ではこのシナリオが変更になる可能性があります。

そうなると、相場を支えてきた値がさの半導体株も下落する事になりますので、注意が必要です。