アメリカの株価推移と金利
前回の記事でアメリカでの金利見通しについて触れましたので、今回はそのあたりをまとめたいと思います。.
アメリカ株の推移
こちらは、S&P500の株価推移となります。2023年の株価横ばいから緩やかな上昇。そして、2023年末から大きく株価が上昇しています。
この動きを基に、株価と金利の関係を見ていきましょう。
金利予想の推移
「CMEのFedWatch ツール」を出典として、金利予測の推移を見てみましょう。
・6月12日の政策金利予測
まず、6月12日時点での金利予測を見てみると、2023年10月をピークに年始まで金利引き下げ予測の確率が高くなった事がわかります。
株価も金利引き下げ見通しが立ち始めると反転し上昇が始まりました。
今後の株価
続いては2024年末12月18日での金利予測です。
2月あたりから金利高止まりが意識されてきているのがわります。
現在時点では、4.5-4.75の確率が最も高くなっており、5.25-5.5、すなわち利下げなしの確率も17%ほどあります。
このような金利高止まり観測がでたのが4月、一旦天井をつけたときです。最近はまた株価が上昇していましたが、結局のところ伸び悩んでいるのはこのような金利予測が影響しています。
でも、株価自体は上昇しているのでは?と疑問に思った方もいらっしゃるかと思います。
金利と株価の関係ではなく、株価が何に影響を受けるのか?金利以外にもありますので、そのあたりはまた次回以降案内したいと思います。